アニメ第4シリーズ感想(3)

アニメ第4シリーズの感想です。真面目な考察など欠片もないバカ感想ですが、当時は真剣に燃え燃えで書いていました。

第84話 怪奇!人食い肖像画

うふっ、うふっ……うふふふふ……ママ、ママ……ラララ ラ~ラララ
(↑これだけ書くと意味不明(^_^;)
感想書きが遅れてしまいましたが、真夏の怪談として楽しませていただきました。

……レコードの音、随分久しぶりに聴いた気がします。音の背後のかすかな雑音、ピチパチと埃をはじく音……。
冒頭でモデルの女の子に何かが迫ってくるシーン、そこでの音楽と不安定にゆれる画面、そして真っ赤な絵の具が塗りたくられたキャンバス、とりつかれたような画家の顔……!!!私の大好きな「雰囲気で恐怖を煽る」シーンでした(あまり直接的な表現で恐怖を伝えられるのは苦手なんで)。
でも、あの画家の心が生み出した怪物(グチャグチャねろねろ~)は個人的にダメでした(恐がる前に気持ち悪くなってしまう……)。

バトルモードねこちゃんが大好きなので、今回のねこちゃん大活躍!は嬉しかったです。
しかも普段はせいぜい目が金色に光り、下らない事を言ったねずみ男を引っかく!くらいなのに、今回は例の怪物とのバトルシーンに力が入っていまして。四つ足になり、後ろを睨みつけるねこちゃんが……わいるどで素敵!です。
そして怪物に壁際に押さえつけられたまま、それを生み出した画家にその事を気づかせようと歌うねこ娘、このあたりの展開が好きです。

第85話 魔境・土蜘蛛の山!

鬼太郎がデジタル彩色になってから大分経ちますが、何故かその事を感じさせない回と、その事が気になってしょうがない回があるのです。そしてこの話は後者でした。
特にねずみ男が店でラーメンを食べているシーン、最後にねずみ男の姿が大写しになるトコが不自然に見えて気になってしまって……。

それと、もう少し怖い話にしても良かったように思います。見ていてちょっと物足りなく感じました。
鬼太郎たちが土蜘蛛と戦う場面も、爽快感がなかったですし。……特にねこ娘の動きが……。後ろ向きで引っ掻いてるだけ-なんて。

ひとつひとつのシーンは嫌いじゃないんです。ただ、全体にテンポが悪いという印象が強くて。
土蜘蛛が捕らえた人間たちを蜘蛛にするシーンも、もう少し怖くして良かったんじゃないかな-とも思ってしまいまして。それに、ラストのバトルシーンがとってつけたような感じだったのも残念でした。
それでも迫力ある戦闘描写ならともかく……あっさりしすぎていて……(特にねこ娘が)。

物凄く生意気な意見ですが、私の中ではこの話は個々の部品はいいのに、組み立てたら??になってしまったという作品です。

第86話 死の使い・モウリョウ

今回も、ちょっとテンポが悪かったような……。
実体がない為、鬼太郎の攻撃がことごとく通じないモウリョウ。それを退治する為に、自らの体を明け渡す-という鬼太郎の作戦。着ぐるみ師(でいいの?)の親父さんと、その息子や弟子たちの描写。現場の事などテンデ分からないのに威張りまくる映画会社の社長。
↑この辺りは好きなんですけど……。モウリョウの扱いが……ちょっと……。

無茶苦茶に個人的な意見。
サターン版鬼太郎で苦戦しまくった強敵であるモウリョウ。それが、男がなかなか成仏しないから、と耳元でネチネチ説得するのがあまりにもカッコ悪すぎ……。
それと、モウリョウには明るい都会の中ではなく、暗~い廃村の墓地かなんかで暴れて欲しかったなぁ。

第87話 迷い家の倉ぼっこ

懐かしい~雰囲気~~☆「まんが日本昔ばなし」に出てくるような話。舌切りすずめとか、花咲かじいさんとか。
真面目な人間が、人外の者から幸運をもらい、それを聞きつけた欲深い人間が同じ事をしようとして罰を受ける、と。

あの悪役顔の男が見つけた「黄金の茶碗」。あれは本当は、あの男と同じくらい欲深い人間の頭蓋骨で作られた物で……という話だったら怖かったけど(そこまでやったら「鬼太郎の地獄流し」より怖くなっちゃうな)。

結局、妖怪仲間と強力して脅しをかけ、反省させて一件落着。これも昔話のパターン。
でも、自分の欲だけの為に、あれだけ妖怪の家を壊したのだから、もう少し厳しい罰を与えても良かったんじゃないかな?
でも、ぬりかべのボディープレスはキいただろうなぁ(^_^;(^_^;。

倉ぼっこたちが住む「迷い家」が、藁ぶきの昔風の家だった方がもうちょっと雰囲気出たような?(古い家には違いなかったけど)

第88話 妖怪ふくろさげの罠!

■遂に……
遂にやってくれましたね……。日曜の朝っぱらから呪文のように「タマブクロ、タマブクロ、タマブクロ、タマブクロ……」と…。←あろう事かねこちゃんにまで喋らせていたし!

■おバカ話
それにしてもおもしろかったです。まさかここまでおバカな話を真剣にやってくれるとは思っていなかったので、意表をつかれました。
毎回こういう感じというのは、さすがにちょっと……ですが、やはり一月にいっぺんくらいなら見たいです。こういうひたすらおバカ(で適度に下品)な話を。

ねずみ男のハーレム妄想のシーンで、「見たいですー」「どこに刺激があるの?」の鬼太郎のセリフはサイコーです。<松岡さんの喋り方も(^^)。普段と違って年相応の子供っぽい反応で可愛かったです。

■女装☆鬼太郎
鬼太郎ちゃんの女装、時間短かったのが残念でした。次回(是非ぜひ!!)を期待してます。
それと目玉おやじは……なんで女装していたのでしょう、あの状況で……?

しかし、朝9時からのお子様向けの番組で、「鬼太郎、股間に気を付けるんじゃ!!」「はい、父さん」なんつーセリフが聞けるとは……。

■最後に
豆狸はとっっても可愛かったです。

第89話 髪の毛地獄!ラクシャサ

■「ぶぅわ~~かっ」、おしりペンペン!
冒頭、天敵のねこ娘に悪態をつくねずみ男。今回はいつにも増して低レベルな言動でした。
↑ねずみ男さん、言葉や行動だけなら、あなたの方がよほど「ガキ」です。
それに比べ、ねずみ男の言葉「ガキのまんま……」に落ち込み、考え込んでしまうねこ娘がとても大人っぽい描かれ方でした。

■純喫茶「銀十字」
ねこ娘を誘ったあの美女は、ラクシャサの化身?
ラストのバトルシーンで、ラクシャサの目的は鬼太郎を倒す事-と言いきっている所をみると最初からの作戦通りという事だったのでしょうね。鬼太郎抹殺作戦に、迷わずねこ娘を捲き込む辺り「分かって」らっしゃる(*^^*)ラクシャサさん。

■気配はするけれど、姿はおぼろな店のお客さん
……が良かったです!!「怖い系」の話大好き!なんで、あの雰囲気-特に影を効果的に使った画面と、シルエットだけの店内の客、静かにざわめく店内-どれもツボでした。

■青い服の美女
……は、やはりねこ娘??それとも、ラクシャサの化身でしょうか?
でも、さすがに少女のねこ娘よりも、猫変化時は恐ろしげでした(化け猫女)。
ねこ娘が「いつか本当に」あんな美女になったら、ねずみ男はどうする気なのでしょうね。

■皆が一番会いたがっていた者
「野づち」の話に登場した「砂かけ娘」は、高貴な出身に見えましたが、ああいう「フンドシ☆」が似合う漁師と夫婦だった事があるのですね。
子泣きには「小さな子供」、一反もめんには「かすりの着物(着物の中身は?)」、ぬりかべには……??「お地蔵さん」???←特に一反もめんとぬりかべがちょっと意味不明です(^_^;。
それにしても、前回の「インターネット発言」で話題を呼んだ子泣きですが、今回登場したあのガランとした部屋のどこにパソコンあったのでしょう?(まさかサターンで接続してたりして(^_^;)

■正体を現すラクシャサ
悪役妖怪ファンとして一言。
人間体の方にあった「気品」は一体どこへ??(涙)
ランスブィルみたいな風貌で、恐ろしくカッコ悪い外見の妖怪さんになってしまいました……。

■鬼太郎対ラクシャサ
ちゃんちゃんこ破れる!?……と、緊迫感を煽っての最後の逆転-そしてねこ娘救出の為、ラクシャサに飛び込んでいく鬼太郎。
この辺りの展開が、スピード感&迫力ともにあってすごく良かったです。鬼太郎の叫びと、バックの特殊効果(?)も。
それと、ラクシャサに飛び掛かる前に、ねこ娘がリボンを拾うシーン。この数秒の短い描写にねこ娘の女の子らしさが表現されててこれも◎マル。

■鬼太郎とねこ娘
「鬼太郎、あたしの事もっと好きになってよ……」
ラクシャサがとりついていた為に出たセリフでしょうが、この言葉のどこかにねこ娘の本当の気持ちが入っているかも……いや、入っていて欲しいです。
燃える「銀十字」を見つめながら、傷ついたねこ娘を抱きかかえている鬼太郎。事件解決後に、この前食べそびれたから……と、ねこ娘にソフトクリームを差し出す鬼太郎。
こういう場面で、立派に彼は「大人」です。押し付けがましくない、自然に出てきた「相手に対する思いやり」「優しさ」それを普通に表現できる鬼太郎は(女の子は「さりげない優しさ」に弱いんです)。

■最後に
今回の雰囲気も良いですが(例の「銀十字」という店名、怪しくて好きです)、ねこ娘のセリフのひとつひとつに気をくばっている脚本も大好きです(彼女の心のゆれを表現する仕草とセリフとか、丁寧に描かれてましたし)。
冒頭のねずみ男にひどい事を言われる場面にしても、普段なら「にゃによう!!」と怒って相手をバリッ!と引っ掻いて終わり-だと思うので。
特にあの「あたしの事もっと好きになってよ」というセリフは、聞いた瞬間ドキッとしました。ラクシャサが言わせたのか、彼女の本心なのかが分からないまま終わったのも良かったと思います。
見終わったとき、「あぁ、いい話をみたな……」と素直に思えました。素敵な話をありがとうございます。

■ちょっとだけ
個人的な感想なのですが、大人になったねこ娘の声の事です。
何者かに操られている-という事を示す為でしょうか?声を少しいじっているのがくどく思えました。あの場面では、声優さんの演技だけでその事を表現しても良かったように思います。

■(本編とは関係ない)恐怖のジャマー妖怪!
何故!何故よりによってこんないい雰囲気の話の時に登場するか、お天気表示!!
ただ表示されているだけでも邪魔なのに、動く動く!
「東京 雨 20%」「群馬……」「埼玉……」って延々と…。
あの、もしかしてこれから毎週ああなんでしょうか!?

これが台風などの情報なら、我慢もします。重要だし、その時限りだし……。
ただ「毎週」は……(泣)。
関東一円、一日中ピーカンって分かりきっている日にひたすら「東京 晴れ 0%」「神奈川……」なんて番組中にずっとやられるかと思うと……(脱力)。
……おまけに昨日のお天気表示、思いっきり外れてたし!(昨日の東京のどこが雨・曇りなのよ、滅茶苦茶天気良かったぞ!朝のうちは降ってたけどさ)
悔しいのは、どうやらこのジャマー妖怪に襲撃されているのは関東だけらしい……という事です。

第91話 夜の怪!百鬼夜行の鬼

■久々の閻魔大王
閑古鳥のなく地獄。地獄の一大事だってのに、鬼太郎親子に極秘調査を頼み込む閻魔さま……。

■魂の通り道-「懐かしい感じ」
魂の通り道をたどっていく鬼太郎たち。そこで通る「懐かしい街の裏道」。PSのゲーム「トワイライトシンドローム・究明編」の「裏側の街」な感じで良いな~~。
(↑やった事ない人、すんません……)

■裏切りのねずみ男
今回の裏切りは、中途半端なトコがなくて大変よろしい(^^)。<ねこちゃんにスダレにされちゃって下さい!

■ア、アニキ~~~
ふんどし男(鬼)三人が「兄貴~~」って(^_^;。
にしても、あれ一人の治療の為に、地獄がすっからかんに成る程の魂を使っちゃったの?もっといい薬があったというオチになってたけど。

■助けだされた魂
それまでに食べられてしまった魂は結局そのまんま?
でもその後、閻魔大王庁には魂が殺到してたから違うのかな?

第92話 百目とぬらりひょん

■怪しげな倉庫にて……
妖怪植物を育てる我らが総大将さま。
画面に現れた時には成長しきっていたから、あまり「苦労して育てた」というのが伝わってこなかったけど、一生懸命育てたんだろうな……。「きっと……今度こそ……絶対……鬼太郎のヤツを倒す!そしてワシは妖怪王になるっ」とか呟きつつ……。

■街へ迷い出る百目の子と、それを見つけるねずみ男
悪魔くん(アニメ)の百目ちゃんに負けずに可愛い~☆☆姿というより仕草(何かにいちいち脅えるトコ)と、声と喋り方が!
そして、ねずみ男。
路地裏でゴミ箱漁りをしている最中、ふと目をあげると目の前に「金になりそうなネタ」が歩いているのを見つける---って、ねずちゃんの黄金パターンだ!
↑こういう運の良さ、それを金に結び付けるアイデア、そしてそのアイデアの売り込み……全てに才能を感じるのに、結果がいつも悲惨なねずみ男。<でも同情はせん!

■なんじゃもんじゃ発進!
誰がどう見てもアニメの悪魔くんに出てきた「なんじゃもんじゃ」な妖怪植物、発進!
(えらく不確かな記憶では、アニメ悪魔くんの時は頭の上の葉??をプロペラのように回転させて飛んでいたような?)

■木の実爆弾
発射された場所が場所だけに、ダイダラボッチみたいな「鼻クソ」かと思ってしまった、最初。<だって色が……(^_^;。
爆発するとピンクの煙があがるのがちょっと変?

■総攻撃そして空中戦!
戦闘シーンの迫力は◎マル。お婆に続いて鬼太郎の妖気まで吸われてしまうシーンも迫力満点。だから、もう少し引っ張って欲しかったな、なんて。
百目の子が、いくら本気になれば強い妖力を持っている-とはいっても、その「妖力発動」シーンは思いっきり鬼太郎たちの危機シーンを引っ張ってからにして欲しかったなぁ……。
あれだけ緊迫したシーンの後、本気を出した百目に殆ど一瞬で金縛りにかけられそのまま自滅するぬら様が……。百目の妖力の凄さは伝わってくるけど、なんかあっさりと勝ちすぎてしまったような。

■百目の親
後ろ姿のみの登場。どうして百目の子をお婆に預けたのか-という理由は分からず。人間の世界で修行させる為かな?
見事に臆病を克服した-かに見えて、お父さんのトコに帰ったらまた甘えん坊になっちゃうかも。

■番外-せまるぬら様とお婆
倉庫に迷い込んだ百目の子を追いつめるぬら様。そしてねずみ男に詰め寄るお婆。
このシーン、これも「デジタル処理」だから出来た効果?結構、怖かったっす。<スーッと画面に近づいてくるシーンが。

■番外その2-びびびびびび!なお婆
お婆、対ねずみ男「びびびびびびびびび!」ビンタ。腰が入っていて痛そうだった……。

第93話 月よりの妖怪・桂男!

■800年も何をしていたの?
???なんか地球に来て800年間何をしていたのかが分からない月女さん。
桂男もそれに輪をかけて、その間何をしていたのか不明。

■今更都会の明るさに驚く桂男
都会の夜があんなに明るくなったのは、800年という時間に比べればほんのつい最近の出来事といわれれば……そうだけれど。

■都市破壊……巨大ゴキブリは勘弁して~!
桂男さんの妖力(月からの妖力)で、巨大化する昆虫。でも巨大ゴキブリの出現は、さすがにちょっときた……。
それにしても、あれだけの大騒動が起きてるのに、人間側が一切反撃・その他をせず沈黙を守っているのは不自然という気が……。

■鬼太郎の作戦
あれだけ破壊されながら、明かりが消える事がない都会の街並み(^_^;。
鬼太郎の呼んだカラスの群れがビルの照明を覆いつくし、ピカピカに磨きあげたぬりかべが月の光を反射する。
つるつるのぬりかべにはちょっと笑ってしまった☆

■最後に
今回はちょっと厳しい意見。もう少し素直に感動できる作品だったら良かったなぁ……。

第94話 鬼太郎魚と置いてけ堀

■舞台
堀とゆーより東京湾だ。

■達也くん、魚に変身!
鯛になってしまった少年。その変身シーンが生々しくて怖かったっす。あのウロコが「ぞわぞわぞわ~~~~~」と体中に生えてくるトコが特に……!

■自由に見えても、実は厳しい自然界
魚に変身した少年が、すいすい~っと海のなかを泳ぐシーンがとってもきれい。<その後で、色々恐い目にもあうけれど。

■鬼太郎魚とねずみ男魚
鬼太郎はともかく、よくねずみ男が承知したなぁ。あの薬で魚の姿になるのって、かなり苦しそうなのに。
でも、「鬼太郎の体にウロコがぞわぞわ~」なシーンは省略されていて良かった~。

■最後に一騒動
これがあると思わなかった……。あそこで水仙人の呼びかけで発見-元に戻るとゆー展開だと思っていたので。
関係ないけど、寿司屋にいた三人組。一人は「地獄流し」に出てこなかった?

第95話 妖力泥棒・釜なり!

■「妖力」の読み方って
「ようりょく」じゃなくて「ようりき」だったんだ~。

■ねずみ男、歩けば
触らなくていいもの、見なくていいもの、関わらなくていいものに出会う。まさに鬼太郎世界のトラブルメーカー(*^^*)(たまにそれで金もうけを企むものの成功した試しなし)。

■ねずみ男の「てぇへんだ~」に引っかかる鬼太郎
親父さんの事だから、ねずみ男の話を聞いた時点で「それは釜なりじゃ!」と思い付きそうなものなのになぁ。ねずみ男の話に(またしても)疑いもせず引っかかってるし(^_^;。気がいいのか……、学習能力がないのか……(+_☆)\バキ

■左目がっ
マルコメ坊やな鬼太郎ちゃん、痛々しい……。
そんな中、またしても裏切るねずみ男!親父さまも学習能力がないのか……!大事な息子を「あんなヤツ」にまかせて安心して出かけないで~~!不用心っす!!

■悪の鬼太郎
いつも思うんだけど、「悪な鬼太郎」ってカッコいいよね。
でもツメが甘い……!「釜なり☆鬼太郎」。一反木綿に「地獄まで行ってくれ!」とだけ言って、理由なんか言わなかったらあのまま地獄へ殴り込みに行けたろうに……。
結局、鬼太郎の姿を手に入れてやった事といえば、妖怪アパートの住人を脅かした事くらい-というのは勿体無いっす。

第96話 妖怪王・ぬらりひょん

■ぬらりひょんではない、妖怪王と呼べ!
困った……。次回予告を見た段階であれだけ「カッコいいぬら様」に燃えたのに……。
実際に放映され「妖怪王」として顔つき目つきまで変ってしまったぬら様を見たら……。以前のぬら様を思い出して寂しい気持ちになるなんて……。うーん。
これが「ぬらりひょんの陰謀!」のすぐ後に放映された作品なら、手放しで喜んでいただろーな~~と、そう思えるから心境は複雑。
実は「大蛇神ヤマタノオロチ!」の頃から「ドジないじわる爺」としてのぬら様に魅力を感じていたみたい。
あの覇気のない声と、肝心なトコで部下のドジの為に計画が失敗、「鬼太郎、覚えておれ~~~」なんて言いつつ逃げていくようなトコが、実はとても魅力的に思えていたみたい……。なので、今回の突然の変化に違和感がありまくりで……。

■あの老婆は何者?
ぬらりひょんに「妖怪王」としての力を与えた老婆。長い髪の為に口元しか見えなかったけど、あの老婆は何者?
それと、放映開始後僅か一分で「妖怪王」となってしまったぬらりひょん。もう少し引っ張ってくれた方が個人的に良かったな、と。じゃないと、ぬらりひょんの執念があまり伝わってこないように思う。

■再生妖怪軍団、都市を襲う!
どーして、ああいう巨大生物が都市を襲うときは、必ず分かりやすい建造物を襲うんだろう??大通り公園、テレビ塔、桜島、名前をド忘れしたけど「ビリケンさんのいるアレ」(^_^;と、フジの新社屋……って。
特にフジなんて、まだ新築なのに可哀相だ。

■まだまだ戦いはこれから
今回は鬼太郎たちはぬらりひょんに振り回されただけで、本格的な戦いはこれからという所。圧倒的な力の差を見せつけて「つづく」になると思いきや、意外な弱点を露呈してしまった「妖怪王」。

■妖怪島
しかし、朱のぼんってただのやられ役のドジ妖怪ではないなぁ……。
それと妖怪島が湾岸地域に出現。あの島にての攻防がこれからの見所。
でも、妖怪島もあっさりと出現してしまった……。

■次回予告
ありゃ、こうもり猫が……しかもえらく凶悪な顔……。それと鬼太郎がっっ!!

第97話 追撃!西洋妖怪四天王

■ベアードをアゴで使う妖怪王
ベアード様、そして妖怪王(ぬら様)両方のファンとしては……複雑な気持ちになる場面だ。
それにしても、ベアード様が少しちっちゃすぎるような気が?

■妖怪津波
この回の妖怪王は、鬼太郎の始末は部下に任せて、自分は妖怪城で……何をしていたんだろう??前回の戦いの休息でもとっていたのかな?

■凶悪!こうもり猫
こうもり猫登場!しかも顔その他がえらく凶悪!(←さりげなく好み☆)
ベアード様に不死身になる術をかけてもらった為に、鬼太郎がどんなに攻撃しても倒れない!空中戦の描写もカッコいい!!

■干からびる鬼太郎
出た!(涙)それにしても、リアル過ぎっっ!!
でも、これでもこうもり猫は「勝った」と思ってはいけないのよ。妖怪王すら恐れる鬼太郎の真の力は……。

■グルマルキン、鬼太郎の真の恐ろしさ
完全な鬼太郎抹殺の命を受け、妖怪病院に侵入する西洋妖怪四天王の一人グルマルキン。しかし鬼太郎は逆にその妖力を吸いとって復活を果たす。井戸仙人さんに「味方であっても」とまで言わせる鬼太郎の真の恐ろしさ。
……でも、鬼太郎の体ってどうなってるの?妖力を吸いとられたら干からびて、妖力を取り戻すと再びふっくらしてきて……。まるで「妖力でふくらんでいる風船」みたいなヤツだ(^_^;。
あ~~でもいくら復活出来たとはいえ、鬼太郎の体があんな妖怪の妖力でふくらんでいる(?)なんて想像したくないっす(^_^;(^_^;。

■ゴーレム
グルマルキン操るゴーレムと、力比べでいい勝負をしたぬりかべ。カッコいいなぁ。
それと鬼太郎、ああいう時は「術者を倒す」が鉄則!しかしあんな怪力の巨人ゴーレムに握り潰されても生きてるのね……さすがだ。

■次回予告
今回は妖怪王と鬼太郎勢の直接対決はおあずけ。
でも一方的にヤラレていた鬼太郎たちも、西洋妖怪四天王の一人を倒して、いよいよ来週から本格的に反撃?!という所。対する妖怪王の出方も楽しみ。

第98話 試練・妖魔城への道!

■鬼太郎は一反もめんに乗って……
私は、あの場所で笛に答えて集まってくる仲間を待ってるのか-と思ってた。それで「妖怪大戦争」みたいにオーディションが始まるのか、と。でもそうではなかったみたい。
とすると、場合によっては一反もめんと二人だけで(親父さまもいるが)妖魔城へ殴り込みに行くつもりだったのかな?他の仲間は妖怪バスで人間の街へと出かけていたし(完全別行動)。

■西洋妖怪四天王ブイイ登場
ブイイって、鬼太郎か悪魔くんの原作に出てこなかった?……なんか聞き覚えのある名前だ。 あぁ、それにしてもこれだけ悪役妖怪が出てくるのに、何故か燃えない悪役妖怪ファン。何かそろいも揃ってカッコ悪いのばっかだし(^_^;。
唯一のお気に入りはこうもり猫かな?<ベアード様は、何かまだ「情けないオーラ」が漂ってるし……。

■鬼太郎の元に集まる日本妖怪たち
懐かしの小豆三人衆、そしてつらら女まで。メンバー的には大した戦力にならなそうだけど(^_^;。それと久々に登場~~!化鯨。

■裏切りのベアード様、またもや溶岩の中に落ちていく妖怪王
ここで妖怪王を裏切るベアード様。でも、うーーん、もう一息!長年のベアード様ファンとしては、もう少し迫力が欲しいな~。周りを圧倒するような迫力が。体も何故か小さく見えるし……。ベアード様の大きさってあんなもの?
溶岩の中に落ちていく妖怪王(ぬらりひょん)のお姿に、「地獄編」を思い出す。←でも今回はダメージ受けなかったみたいだけど。

■「妖怪王シリーズ」
まるで悪役妖怪ファンのためのお祭り企画のようなシリーズなのに、中盤過ぎても全然燃えられない……。
西洋妖怪四天王にしても、妖怪王となったぬら様にしても、迫力が足りなさ過ぎて……。それに鬼太郎側との戦いも爽快感がないし。「これから一体どうなるの!?」と、先が読めずにドキドキすることもない。今期初の長編シリーズだったのに……。

第99話 決戦!妖怪王対鬼太郎

■西洋妖怪四天王 ジャイアントとの戦い
バックベアード様、登場。でも残念な事に、鬼太郎とのバトルシーンはなし。期待していた「妖怪大戦争」のアニメ化もないみたいだし、これでベアード様は見納め……?そんなぁ~~~。
しかしベアード様、見るたびに体が縮んでいくよーな(^_^;。

■復活!妖怪王ぬらりひょん
西洋妖怪の妖力を我が物にし、何故か巨大化した妖怪王ぬらりひょん様。殆ど「最新版ゲゲゲ」の世界。
実はこのシリーズ、悪役妖怪ファンとして何故か今まで燃えられなかったけど、この「巨大☆ぬら様」登場シーンからは俄然燃え燃えに!

■鬼太郎七変化
ラストの鬼太郎七変化はスゴかった……。仲間も最初は驚いていたけど、鬼太郎自身の驚く描写がなかったのがちと残念だったなー。<普通はビックリするよねー。いきなり自分の中にねこ娘の力が入ってきたら。
皆で鬼太郎に妖力を分け与えるシーンで、「ねずみ男、お前だけはやめてくれ~~~!!」と画面に向かって叫びかけた女性ファンは多いと思う。
そんなファンの気持ちも知らないで、ねずみ男をどやしつけるねこちゃん!!!あなた、鬼太郎ちゃんに口臭攻撃や放屁攻撃をやらせる気か~~?!(でも、それが妖怪王の意外な弱点を暴いたんだから……ま、いいか)

■化け鯨の背中で
うわ~ねこちゃんの場所、良すぎ。

第100話 暗闇の招き・妖怪影女

■影に引きずり込まれる人間たち
去年の今頃は妬み妖怪が暴れていたけど、今年は妬みと不満を持つ人間を襲う妖怪さんが出現しました~。

■ねずみ男、今年のバイトは?
去年の「街角のロンリーなロウソク売り」より、今年の「人気アーティストのクリスマスコンサートのスタッフ」の方がいいな。
マイクテストで、自分の世界に入っていたねずみ男。<実はアイドル願望がある??
なるほど、ここでの強烈な照明に驚くねずみ男が事件解決の伏線になる訳で。

■またまたファミリーに無視されるねずみ男
気持ちは分かるけれど……。
そんな中、ただ一人鬼太郎だけが話をちゃんと聞いていたのは良かったっす。<真剣に聞いていたというより「何となく」聞いていたという感じだったけど(^_^;。

■棒読み父子
「田舎芝居見てるみたいだぜ。こりゃ」のねずみ男の声が聞こえてきそう。
必死の(←多分本人たちは)でも情けない演技なのに、偶然通りかかった親子連れに誤解され、それを笑うねずみ男。それをたしなめられ、思わず怒り出すねずみ男。それを待ち受けたように現れる影女……。
↑この辺りの展開は「くるぞ、くるぞ!」って感じで、テンポが良くて好き(大好きな「ふくろさげ」のときを思い出す)。

■影の世界に人を導く影女
てゆーか、「導く」のでなくて「無理矢理引きずり込んで」ませんか?>影女さん

■巨大妖怪、都市を襲う
人間千体分の悪意の固まりか~。確かに恐い妖怪だけど……。アレで何がしたかったんだか、影女(それ程強そうに見えなかったなぁ)。

■強力な光をあてて、影女の影を消す!作戦
目指すはコンサート会場。ここでの「何とか施設の照明をつけよう」とする鬼太郎たち、しかし影女により阻止されピンチ!どうなるのか!?←この辺りは何かうまいなぁ。ホント、ドキドキしちゃったっす。
最後の頼みの鬼太郎までも影に飲み込まれ、どうなるのか!と思った直後、影の中から飛び出す鬼太郎のゲタ!施設のガラスを割って中に飛び込み、次々と照明のスイッチを入れる……←このシーンもカッコいいっす。

■次回予告
お~~~~京極先生の声、カッコいい!「一刻堂」さんも渋くてかなりいいっす!30分では勿体ない!

■最後に-来週のスペシャルの告知
番組中に出すのはいいけど、主役の顔のアップシーンにかぶせるのはヤメて欲しかった(^_^;

勝手に今年を振り返る!

1~10月放送分から、部門別?に好きな話とかを選んじゃいました。

●総合部門

第一位「髪の毛地獄!ラクシャサ」
二位との差は僅差。途中のインドの行者さん?の登場が唐突に思えたけど、あきらかにいつもと違う雰囲気、画面にぐいぐい引き込む力を持つ作品として一位に。
第二位「ぬらりひょんと蛇骨婆」
大好きな原作の鬼太郎誕生シーンを映像化して頂けた事。鬼太郎の淡々としつつも凄みのある描写など。
第三位「霊園行き・幽霊電車!」「妖怪ふくろさげの罠!」
全く雰囲気の違うこの二作品。でも、どちらも外せなくてこの結果に。
「幽霊電車」はその徹底した恐怖描写に、「ふくろさげ」はその徹底したおバカで明るい描写がお気に入り。

●アクション部門

第一位「大蛇神ヤマタノオロチ!」
鬼太郎対ヤマタノオロチの空中戦。ぬら様対子供たちの剣争奪戦。
第二位「ぬらりひょんの陰謀!」
ぬら様の居合い切り!カッコいいっす。
第三位「驚異!マンモスフラワー」
ファミリー対自衛隊……(^_^;。

●勝手にベストシーン

「霊園行・幽霊電車!」
車中、突然体がガクッと前のめりになる人。ラスト、不気味に笑う鬼太郎たち。というか、もう全体的に好き。
「悪魔ブエルとやかんづる」
ブエル配下の悪魔軍団が、空を埋め尽くすが如き勢いで登場する場面。
「怪奇!人食い肖像画」
魔物を生み出した男を救うため、男の思い出の歌を歌うねこ娘、という場面。

●美女、美少女部門

ほたる「座敷童子と妖怪後神!」
幸美「妖怪オバリヨン!」
骨女「古代妖怪・大首!」
青い服の美女(大人になったねこ娘)「髪の毛地獄!ラクシャサ」

●悪役部門

合体後の水虎「水変化!妖怪水虎」-合体前も迫力あったけど、合体後の水虎のカッコ良さはそれ以上!
エリート「吸血鬼エリート!」-個人的にエリートの「ニタ~~ッ」って笑ったトコが好き。佐野史郎さんもハマってたし。
バックベアード「激争!妖怪ラリー」-鬼太郎とのゴール前のデットヒートのカッコ良さ……から一転して、壁にぶつけた車の中で目をまわしてる描写の情けなさ。その落差が(^_^;。
ぐわごぜ「怪気象!妖怪ぐわごぜ」-ちょっとオカマちっく?なぐわごぜさんの喋り方が、好き?かも。
ぬらりひょん様「オベベ沼の妖怪!」「ゲタ合戦!妖怪逆柱」-「オベベ沼」の時の病床のぬら様、そして「妖怪逆柱」の時の、朱の盆に抱きかかえられて逃げていくぬら様が……何故か可愛くて。

●鬼太郎の悲惨な体験部門

「風雲!妖怪城」-押しつぶされてペ~ラペラ。その姿のまま逃げ出そうとしたのはいいけれど、ねずみ男に吹き飛ばされるぅ~。
「妖怪邪魅とガマ仙人!」-邪魅に……。
「驚異!マンモスフラワー」-ついでにねずみ男の悲惨体験部門。底抜けの食い意地のせいで、マンモスフラワーに体をのっとられてしまったねずみ男。さすがの彼も死を覚悟?

第4シリーズ感想文

1996-98年