KHK:1998/08/15
原画の展示スペースから出てきた所で、係の方に20ページ程のバインダー式の本と、ペン型スキャナーのような物を渡されました。
そしてそのバインダー式の本には特殊なコードが印刷されていて、その部分をスキャナーでなぞると音声が聞こえる-と説明を受けたのです。
本を開くとページの片方には妖怪の絵、もう片方に三列に渡ってコードが印刷されていました。
言われた通りにスキャンしてみると、確かにイヤホンから目玉親父と鬼太郎の会話が聞こえてきたのです(田の中勇さん、松岡洋子さん)。
想像した以上のクリアな音声に驚いてしまいました。
もっと金属的とゆーかキンキンした声が再生されるかと思いきや、セリフは勿論バックに入っている効果音、たまに入る楽器の音までとてもキレイに聞こえます。
時間は1ページにつき20~25秒でした(当たり前ですが、田の中さんと松岡さんのセリフは全部新録音です!!!)。
先日情報を書いた原画集「むじゃら」の売りというのが、このスキャントークに完全対応しているという所だそうです。
ちょっと信じられないのですが、ポスターには「1500点の原画全てにスキャントークによる解説が付いている」と書かれていました。
もしあの会場内で聞いた「田の中&松岡コンビ」の会話が収録されているとしたら・・・!!!くぅ~~~~~~でも、5万も出して買えないってば!
ともかくこの原画展は各地のパルコを巡回するそうなので、近くに来た時には是非足を運んでみて下さい。
原画展もそうですが、アニメのファンとしては例の「スキャントーク」を聞きにいく価値は高いです!なんせ単に鬼太郎親子が妖怪の解説をしている・・・というより、僅か20秒ちょいの時間の中でしっかり物語の一場面を演じてます。←ここが重要!
-個人的に「百目」の会話で、遊園地で百目がバイトしているらしいと聞いた鬼太郎の「じゃ、今度なんか奢ってもらおう・・・くふふ」というセリフの「・・くふふ」という笑いが気にいってしまいました。
でも「新時代のメディアシステム、スキャントークですよ!」という鬼太郎の喋りには違和感が(汗)