アニメ第4シリーズ感想(1)

アニメ第4シリーズの感想です。真面目な考察など欠片もないバカ感想ですが、当時は真剣に燃え燃えで書いていました。

「夜叉」「陰摩羅鬼」「天邪鬼」

■「ギターの戦慄!夜叉」
やめときゃいいのに、部屋の電気を消して観てしまった作品……。何か、ここまで濃い描写が続く作品をもう一度味わってみたいなぁ。
鬼太郎の新たな妖力-残留妖気(?)で、直前の敵の行動を知る-というシーンにはシビレました。ぐいぐいと画面に引き込むような描写が連続してて感動。
ねずみ男の魂を食べた為に苦しむ夜叉が、街を歩く場面。子供が描かれたポスターを見つけてにじり寄り、ニタ~と笑うところが好き。

■「怪談!妖怪陰摩羅鬼」
小百合さんにとりついたおんもらきが、村人を襲うシーンは最高!悲鳴、駆けつける鬼太郎達、暗闇の中に浮かぶおんもらきの影……。
小百合さんの影が一瞬化け物に見え、ねずみ男がギョッとするシーン、死人を寺に運んできた村人達が、ねずみ男に小百合さんはもう死んでいることを告げるシーン、その後ねずみ男が墓場にとんで行って墓石に刻まれた小百合さんの名を見つけるシーンなど。
これらのシーンがもう雰囲気良くて大好き。
ラスト、前作のカロリーヌちゃんの映画の「あのシーン」を思い出させる展開で……(涙)
二部の「死人つき」ともども好き。

■「復活!妖怪天邪鬼」
なんといっても、天の邪鬼大先生のあの性格、喋り方が最高!封印してしまうのが惜しいくらいっ(そういう訳にはいかないか)。
周りを取り囲んだ警察の「出てきなさい!」の説得に「はあ~~~い!」と、その時にだけ素直に出てきて大暴れ……なんて。……楽しすぎる。肩から力を抜いて楽しめる作品。
ヒロイン百合香さん、鬼太郎作品には珍しいタイプ?
百合香さんの性格も、ねずみ男の激白も、天邪鬼の存在感も素晴らしい。お陰で鬼太郎はあまり目立てなかった?(汗)

第37話 大追跡!妖怪自動車

まるで子供時代の夢をそのまま形にしたような、そんな妖怪自動車のデザインが素敵。
骨で出来たボディー、ワラで編んだ座席、クラクションはカエル、そしてタイヤは輪入道!。
「やっぱり、ライトは鬼火、じゃあブレーキは?」なとど楽しい想像が頭のなかをぐ~るぐる。
でも、ちょっと残念だったのは車のキー。「煩悩を封じるキー」という設定でも、デザインは人間の車と同じ。……しかし、それは大間違い!そのキーは、タイヤにされた輪入道の自由を奪っていたモノだったなんて。

へりくだってねずみ男を油断させ、キーを抜かせると本性を現し勝手に走りだす。それを止めようと、鬼太郎達が奮戦!……というと普通のお話。
しかし、今回はそこに息子との約束を果たせず死んでしまった父親のエピソードが……。

すべての騒動が終わり、皆で夜明けの海をみている。夜行さんとの約束を破ったら、息子をとられるはずだった男に夜行さんが言う。
「約束を破ったのは、ねずみ男。お前じゃない」
い~な~、こういう淡々とした所が今期の鬼太郎の良さだな~。
私、あそこでお父さんと息子が抱き合って「パパ、ボクとの約束守ってくれたんだね~」という感動シーンが入るより、『皆で、静かに海を見ている。やがて白々とした光、水平線をふちどり、皆の顔を照らす-End』なんて方が雰囲気的に好き。
勿論、そのシーンで鬼太郎ちゃんはセリフなし。彼はこの場合、表情だけで演技する方がいい……って、自分の趣味丸出し…すいません。

細かいギャグも効いてて楽しめた回。
ただ、ラストで砂かけと子泣きにぼこぼこにされてるねずみ男先生は情けない?今回は彼らしさがなかったような。次回に期待!

第38話 血闘!おどろおどろ

今回の作品、背景や戦闘シーンなどは楽しめました。
でも、どうしてもストーリーに納得いかない所があります。それは鬼太郎が、あそこまでのことをしたおどろおどろを最終的に許してしまった所です。
今回に限らず、四部は妖怪を許すという結末が少し多いように思います。

子供向け番組の安易な暴力シーンが問題になっているので、敢えてああいうラストにしたのかもしれません。でも、どんな妖怪とでも、最後は「許す-仲直り」をしなくてもいいと思うのです。

なんかこんな風にぐじぐじと書いているのは、仲直りへの布石のためか、おどろおどろの設定が変えられてしまったことに対する不満からです。
おどろおどろは、利己的な人間がその内面に相応しい醜い姿に変化した妖怪だったはずです。だから、おどろおどろにも、最終的に退治することになった鬼太郎にも、やりきれない哀しさがありました。
でも、今回の話にはそれは感じられません。何故なら、おどろおどろになってしまった化学者は単なる被害者なんですから(毛はえ薬の効きすぎで妖怪になっちゃたって。怒る気になれないよね>鬼太郎)。

(ごめんなさい:おどろおどろになってしまった理由が毛はえ薬のため、というのは原作設定でした)

第39話 妖狐・白山坊の花嫁

待っていました、白山坊さま。あなたの様なお方を……。思いだしましたよ、あなた様をみていて。私が悪役妖怪キャラが好きだ!ということを。
己の欲望のままにつっ走り、同情の余地もないほどの悪さを働き、最後の最後まで抵抗した挙げ句、倒されたり封印されたり……。
これが私の大好きな悪役妖怪の行動パターンです。あなた様は、まさにこんな私の好きなツボを押しまくる妖怪でした!動き方、喋り方、そして考え方、全てにおいて。
女の子の大事にしていた髪かざりをなんの躊躇もなく握りつぶし、何も知らない少女の後ろ姿を目で追いながら「さぞ、旨かろう」と牙だらけの口をガッとあける……もーー、カッコいいっす!!

前シリーズのときは、明らかに人間にも悪いところがあり、最後に白山坊が退治されてしまうのは少し理不尽な気がしたけど、今回あそこまで悪に徹してくれたので理不尽さも解消されました!

関係ないけど、新聞のテレビ欄で「妖狐・白色坊の花嫁」と誤植されてました。むか~し、三部の再放送で「人食い島と海和尚」が「人食鳥と海和尚」にされてたのを思いだしました……。

第40話 夜の墓場は運動会!

最近は名作出現率が高い~☆です。今回もスキのない、計算しつくした感じでの作品で楽しめました(でも、出来が良すぎて新番組の初々しさがないよ~と放映開始のころは思ってたり)。

それにしても!なんかすごい、運動会シーンのあのノリ。
ぬりかべの幅跳び、驚くねこ娘の表情、ねずみ男とねこ娘の二人三脚、その後の二人の喧嘩(ジャレあい?)
なんかノリが三部のように見えて、ちょっとだけ混乱。これで鬼太郎まで三部に戻ってしまってたらどないしょ……と思ってたら、やっぱり彼はいつものマイペース。しっかり四部の彼してて良かった。

三部、大好きだー!とわめいてるのに、三部のようなシーンが苦手な理由。
1.四部のキャラデザだと、三部のようなドタバタシーンは合わない、と思うから。
2.以前と同じようなものを作るのなら、復活させた意味がない、と思うから。
です。

第41話 つけもの妖怪ほうこう!

漬物妖怪ですか……。しかし、さざえ鬼といい、この御方といい、どうしてそうも鬼太郎を食べたがる?

鬼太郎さん、今期始まって以来最大のピンチ!の回。体は完全に溶かされて、おまけに猛火に焼かれて、本当に跡形もなくなってしまうし……。
しかし、砂かけのお婆と子泣きじじいの、死をも覚悟の活躍で見事復活!
それにしても?復活した鬼太郎が、なんで学生服をちゃんと着たまま復活したのか?不思議でしょうがない……。

後、久々のオカリナ使用!バンダイさん大喜び!

第42話 がんぎ小僧とねずみ男!

今回は、アンパンマンに出てくる おむすびまん(こむすびまん?)のような渡世人スタイルでのご登場>がんぎ小僧

作品自体の評価は、正直いってちょっと辛口。特にラストはどーにも気にいらない。
そんな中、良かったのはねずみ男。ずるいよなー、普段いーかげんな奴って、ちょっといいセリフ言ったりすると、普通の奴が同じ事を言うより何倍も周りに与える影響が違う気がする……。天邪鬼の時もそうだったし……。

それにしても、「妖怪肉声入りテープ」。鬼太郎と親父さまの会話なら3万まで出す!

第43話 反乱!妖怪化けぞうり

化けぞうり、ちっとバカすぎ……。傘化けといい勝負だ……。なーんか、全ていきあたりばったり。
確かに特別な草履を片っぽだけにしたら妖怪になった、というのは解る気がするけれど。古道具の整理なんて日本全国どこでもおこなわれているのに、なんであの家の家族だけに復讐しようとするの?

などと、ちょっと納得いかない展開もありましたが、雰囲気重視の今期。画面はとってもきれい☆
ねずみ男が、不法投棄した古道具におっかけられるシーンの背景の夕暮れなんて特に☆☆

でもここ最近、どうもねずみ男が鬼太郎より目立つシーンが多いような……。それに、私だけかもしれないけど、ねずみ男が小悪党というより、ただのチンピラに見えてしまってしょうがない。
ねずみ男は魅力的なキャラだけど、主役はあくまで鬼太郎!なんかここ数話、ねずみ男と鬼太郎の扱いの差がどうにも……。ねずみ男が話を作り、広げ、引っ張っている傍らで、鬼太郎が最後の妖怪とのバトルシーンだけにいればいいキャラになっちゃっているような。

第44話 西洋悪魔・べリアル!

今回は、本編鑑賞より先にみなさまの感想を読んでしまったのです。で、わりと厳しい意見が多かったので、覚悟してたのですが……。 (私は)おもしろいと感じました!ベリアル様の声がカッコイイし、妖怪アパートに襲いかかるシーンも迫力ありますし。

「悪魔ベリアル」は、三部の最高傑作だ!と(勝手に)思っているので、思い入れのある作品なんです。今回の四部でも、三部とはまた違った演出で楽しめました!

前回の化けぞうりで、散々ねずみ男がでしゃばりすぎ!とか生意気なこと書いてましたが、今回はOKです!やっぱ、ねずみ男はあーでなくっちゃ。これからも自分のポジションわきまえて、主役にいっぱい出番を与えてね☆

他の方に比べると好意的な感想を持った今回ですが、ひとつだけ残念というか、何というか、ということがあります。まだ、力を取り戻す前のベリアル様に「このままでもいいんじゃないか、なんて思っている」などという諦め、或いは悟ってしまったようなセリフは言って欲しくなかったです。

第48話 えんま大王とねこ娘

ねこ娘が主役のお話。なんと、あのねずみ男さえも今回は殆ど付け足しのような登場だったのにはビックリ!見終わった後で「あれ?そーいえばねずみ男出てきたっけ?」と考え込んでしまう程に。

ねこ娘の優しい性格が、自然に見ているこちらに伝わってくるようなお話でした。里子ママの枕元で、りんごをむいてあげるシーン……なんて特に。
ただ、良かれと思って子を厳しく躾た親と、それに反抗してグレた娘のお話として、キャラが揃った時点で結末の予想ができてしまいまして……。
後、なんか生意気な事言ってすいませんが、セリフで心理や状況を説明する話って、好きじゃないんです。今回、セリフが少し多すぎた印象を受けました(本当に生意気ですいません)。

えんま大王さま、初登場の回でした。冬の雷=えんま大王の怒り、というのがおもしろい設定です。
えんま様の御前で、妙にかしこまる鬼太郎が可愛かったです。その後で、寂しげなねこ娘にさりげなく「一緒に帰ろう」と声をかけるトコも好きです(しかし、ねこ娘ってどこに住んでいるんだろう)。

第46・47話 妖怪大裁判

このお話の感想、未だに書いていません。多分、書かないと思います。理由は単純、天狗ポリスとねずみ男への悪口だけで、終わってしまいそうだから。
(!注!お話自体は本当におもしろかったです。ただ、鬼太郎に思い入れしすぎて、感情的になっちゃってるだけです)

もー、権力をカサにきて、横暴な態度をとる天狗ポリスの連中。あー、もー頭にくる!
処刑場に連れてきた鬼太郎の服をはぎとるシーン。できるなら、画面の中に飛び込んでいって鬼太郎をかばって戦いたかったくらいです……!

ねずみ男にいたってはもう……。
でも、法廷で嘘の発言をして罪もない鬼太郎を陥れた彼ですが、あの後でなんぞバツがありましたっけ?原作では、懲役一年の刑だったけど。しかも、鬼太郎の口添えで三ヶ月に減刑してもらったんですよね。感謝しろよ、ねずちゃん!
:余談:原作の「袋叩きにあって田んぼの畦道でひっくり返っているねずみ男之図」はサイコーです(*^o^*)。色々な意味で。

第49話 水妖怪赤舌の疾走!

妖怪の設定だけ借りた、オリジナルなお話でした。

欲をいえば、まだ北国にいた頃の涼子ちゃんとミニ赤舌の交流をもう少し描いて欲しかったと思います。できれば、出会いから-そして春夏秋冬の景色の中での一人と一匹(?)の思い出のシーンも。
そうしたら冒頭の別れのシーン、そして「た・す・け・て!」と心の声で赤舌を呼び、その声に答え赤舌がやってくるシーンに文句なく感動できたと思います(いきなり捨てるシーンから始ったので、二人の絆が分かりにくかったのです)。

都会で暴れる赤舌の描き方は迫力がありました。
赤舌、何かおかしいぞ??と思っていたら、自分で自分を制御できなくなっていたんですね。その理由が単純に「都会の汚れのせい」という設定でなかったのが、今回は良かったです。
自分で自分を抑える事が出来なくなった赤舌は、自滅する道を選んでしまいます。このままでは、例えその気がなくとも女の子に危害を加えてしまうかもしれない、と思ってしまったのでしょう。
自身にとっては、毒も同じの海へと飛び込んで行こうとする赤舌、それを止めようと一反もめんで後を追いながら説得する鬼太郎、このシーンでの鬼太郎の髪の流れ方がスピード感を感じさせくれました(水車輪(?)はここで登場)。

ラスト、結局海へと突っ込んでいった赤舌が、ミニ赤舌に無事戻れたのはいいけれど……何故?
そういう結末なら、さっきまで必死に(海へ飛び込むのを)やめるよう説得したシーンが……意味のないものに……。女の子の「赤舌を助けたい!」という想いが奇跡を起こしたんだ、と理解しましたが。

第50話 遊園地の吹き消し婆!

本当はお婆さんなのに、妖力(?)で若い娘の姿になり、街を歩く吹き消し婆……。男に捨てられた女の恨みの炎が妖怪化した姥が火……。クリスマス時期の放送としては、かなり嫌な妖怪の登場(^^;

「えんま大王とねこ娘」「赤舌の疾走」と、全く活躍できない話が連続してしまったビビビ大先生。今度こそ頑張れるかっ?という話だった今回(←本当?)。
美人とくれば、鼻の下をのばしホイホイ付き合ってしまう彼。なんか、らしくていいですねぇ。
彼女に誘われるまま、公園で売れ残りのクリスマスキャンドルを並べ、火をつけていくシーンは奇麗~☆(つけるそばから消されてましたが……)

で、欲求不満妖怪同士の対決。吹き消し婆対姥が火、なんか想像するだけで嫌な対決……。でも動きのひとつひとつがカッコよくて好き。
今回は、鬼太郎が普通にヒーローしてたのが個人的に◎マル。

しかし、事件解決後にジェットコースターに乗る鬼太郎。あんな状況でも、左目にかかる前髪はくずれないか……。
それにしても、あんな騒ぎがあったのに営業を続けた遊園地は根性(?)あるなあ。

第51話 雪コンコン!笠地蔵

今回は「笠地蔵」の話と、悪戯子ギツネ三匹の話が同時進行していたのですが、子ギツネの方に気をとられていて、おじいさんの事を途中スッカリ忘れてしまいました(^^;。

登場した妖怪「一本だたら」が、傘化け並みのアホだったので、子ギツネ達を食べてしまおうと追っかけてきたり、その後のお地蔵さまの前でのやりとりが、ほのぼのしていておもしろかったです(まんが日本昔ばなしのよう)。

編み笠に蓑姿の鬼太郎達が歌いながら、おじいさんとおばあさんに笠のお礼を届けるシーン。原作でも好きなシーンでしたので、映像で見られて嬉しかったです。

第52話 コマ妖怪・あまめはぎ!

三部「めんこ天狗」を思い出させる根暗妖怪の復讐ストーリー。今時の子供らに相手にされない昔の遊び道具を象徴する妖怪が、その事を怒って子供達を誘拐して……という。
それにしても、あまめはぎの復讐は陰にこもってひたすら暗~い。気持ちは分かるけど、もうちっとやり方考えてくれ~。

自分を襲っているコマが、実は子供たちの変身した姿-と気づいた鬼太郎、反撃できず苦しむ。←こういう描写は好きです。ヒーロー物のお約束ですし。

あ、アイキャッチが変わった。あれを見る限り、妖怪自動車の再登場は近い?

第53話 霊園行・幽霊電車!

そういえば、四部のタイトルって「!」がつくのが多いですね。

「怖い話」だということで、夜に部屋の電気を消して鑑賞させて頂きました。このやり方、一年前の「夜叉」の時にもやってしまい……それ以降、封印していたのですがっ!
いや~本当に怖かったです(これからも時々やろうっと)。

■「幽霊電車」
今回で、何と三度目のアニメ化でした。最初の(モノクロ)のも、ビデオで見たことあるんですが、今回のが(個人的に)一番おもしろかったです!
一部は、例の二人組が電車に乗り込むまでのエピソードがちょっと長すぎ。
三部は、事件が終わった後で例の男がそれを回想する-という形で始まるため、先の読めない怖さがなく。

今回のは、最初から最後のシーンまで完全に独自の世界を築きあげていた気がします。
最初のけだるそうな鬼太郎の描写から、最後の男達を見送るシーンでの薄気味悪い笑い方まで。
途中で崩れるのでは……?などと、意地の悪い考えを持ちながらみていた私は、参りました……ごめんなさい……と謝るのみです。
でもちょっとだけ残念だったのは、最後まで他のレギュラー(目玉おやじは除く)は出さないで欲しかったなあ~なんて(^^;。ほんの一瞬だけでしたが……(あれも幻なんでしょうね)。
我侭ですいません。

■個人的に…
我侭ついでに~~。私が今期に期待しているのはこういう雰囲気の作品なんです。毎回こういう話というのも色々と問題あるでしょうから、せめて月に一本のペースで……??
今、これをみている子供たちが、タイトルは忘れてしまっても「そういえば子供の頃、スッゴク恐い番組やってたっけ……」と、大人になっても覚えててくれたら嬉しいです。

■今回のこのシーン!
切符売り場でのウジ虫たかった駅員さんいいっ!こんな小道具(?)にも神経を使う鬼太郎ちゃん、いいっ!
だ~れもいなかった駅のホームに、いきなり溢れる人、人、人の群れ-でも静か……。そんでもって電車に向かってお経を唱える-良すぎ……!
突然、ガクッと上半身が前のめりになる人……私も驚いた……これもいいっ!
冷や汗だらけで、駅名の意味するところを話す男、いいぞ~。
カンテラを持つ駅員さん、もう最高です!
たたみかける展開、そして飛び降りシーン、野原にうち捨てられた電車を見つけ呆然とする男達、最後に「してやったり」と薄気味悪く笑う鬼太郎達。いや~いいですね~。

第54話 妖怪邪魅とガマ仙人!

うーん、すいません。今回は何かちょっと……個人的にあまりおもしろいと感じませんでした。
理由は……登場人物(妖怪)がちょっと多すぎて、すっきりとしてなかったから……?

「悪な鬼太郎」にかなり期待していたのですが、やったことといえば銀行と現金輸送車の襲撃だけ。
影で糸を引いていたぬらりひょんが、邪魅に金を要求していたからとはいえ、何か”悪い事”としては当たり前すぎたように感じてしまって。
完全に個人的な希望なのですが、普段は絶対しないような滅茶苦茶な、でもちょっとだけせこい暴れ方をして欲しかったかな~と。

(ごめんなさい:邪魅が命じた「悪いこと」が銀行強盗だったのは原作設定でした)

第55話 座敷童子と妖怪後神!

理屈抜きにおもしろかったです~☆怖さもあるし、娯楽性もありましたし。

■後神
次回予告を見て、後神のデザインに衝撃を受けてしまったのですが、あそこまで恐ろしい妖怪に徹してくれたので、そういう意味で満足です。前シリーズのイメージを引きずらずに済みました(^^)

■色々
ストーリーが説教くさくなかったのも良かったです。最後にお父さんが「これからは自分の力で運命に立ち向かうぞ!」みたいなこと言い出したらどうしよう……、などと心配していたのですが。

それにしても、何故に後神はサボテン妖怪に人間を食べさせていたのですかね?それがイマイチ分かりませんでした。
いや~、しかし悪いですねー、恐いですねー>後神。人間をサボテンに食わせる行為を明らかに楽しんでいますねー。

関係ないですけど、あの平々凡々家族の中にあって、唯一顔立ちの整ったほたるちゃん。ちょっと浮いてました。まさか彼女はもらいっ子(^^;?
関係ないけど、その2。座敷童子って「忍者ハットリくん」に似てません?
関係ないけど、その3。「ねずみ不動産」ってまだあったんだ……。

第56話 水変化!妖怪水虎

鬼太郎のアクション(と、入浴)シーンが楽しめる作品でした。

■水虎
いや~、今回はなんといっても「水虎☆完全体」のカッコ良さ!!これにつきます。
悪役妖怪大好き!なので、水虎☆完全体のあまりのカッコ良さに、思わず途中から鬼太郎の応援を忘れてしまいました……(^^;。その位カッコいいです!

鬼太郎対水虎の対決も、今回はじっくりと見せてくれました。水虎☆完全体がカッコいい!ので、いつにも増してバトルシーンに迫力がありました。
圧倒的に強い敵に大苦戦、そして最後の最後で大逆転!!という展開は、王道ですけど大好きなんで、本当にドキドキしながら見てました。

■鬼太郎の新妖力?
あれは新妖力でしょうか?熱放射(妖怪原子炉)は知ってましたけど、その逆でしたよね?
「雪雲の中で貯えたエネルギーが」と説明されても理解できなかった私……(^^;

第4シリーズ感想文

1996-98年