のらくろ大戦争

1982年に月刊「丸」に掲載された読みきり作品「ぼくののらくろ/のらくろ大戦争」の関連記事、簡単なストーリー紹介しています。

「ぼくののらくろ」とは?

雑誌「丸」、1982年の新春2月特大号から掲載が始まったマンガシリーズ。毎号違う漫画家が「のらくろ」を題材にした読みきり漫画を描いている。
執筆予定者として、赤塚不二夫、ちばてつや、手塚治虫、永井豪、石森章太郎、藤子不二雄、一峰大二、などの名前が挙がっている。

1月特大号(シリーズ開始予告)

☆田河水泡先生もびっくり!
第一線人気まんが家総登場!!
ぼくの『のらくろ』

◎本邦初のイメージまんが連載開始!!
☆日本の生んだ最大の人気キャラクター「のらくろ」へのイメージがふくらんで抱腹絶倒のパロディ誕生!!

35巻1号

新春2月特大号(編集後記)

編集後記より

戌年に照準を合わせて、本号より本邦初のイメージまんが<<ぼくの「のらくろ」>>の連載を開始。田河先生ゆかりの第一線人気まんが家が総登場して描くところのパロディーをお楽しみに…。

35巻2号

3月特大号(次号予告)

面白連載●第3回
ぼくの「のらくろ」水木しげるの世界

35巻3号

4月特大号 のらくろ大戦争

1Pの下
*増ページ断行!!本邦初のイメージまんが連載開始!!
2、3Pの下
●日本の生んだ最大の人気キャラクター「のらくろ」へのイメージがふくらんで抱腹絶倒のパロディ誕生!!
3Pの柱
*赤塚不二夫・小島功・手塚治虫・永井豪ほか第一線人気まんが家総登場!!
4Pの下
*次回は永井豪先生です*

(1P=1ページ目)

ストーリー:山猿軍に大敗した猛犬隊の『のらくろ』が鬼太郎に助けを求めてきた。山猿軍は食料の豊富な山を独占しようとしている、と聞かされた鬼太郎は「許せない」と怒る。それを見ていたねずみ男は早速山猿軍の本拠地に向い、鬼太郎が敵軍についた以上、山猿軍には自分が必要だと言って売り込みを図る。
猿たちが、ねずみ男を国防長官に任命しようとしたとき、『大蔵大臣ワタナベ』なる人物が現れる。食料は半分に分けても充分な量がある、争うのは無意味だと話すワタナベなる人物は、実は鬼太郎の変装だった。そして食料を分けることについて猿の王様とは話がついていることを明かす。
アテが外れたねずみ男は島流しにされてしまう。筏の上でボヤくねずみ男。「鬼太郎のやつマスコミ好みの解決をしあがって……くそおもしろくもねぇ」(モノ4P)

35巻4号

のらくろ大戦争

潮書房「丸」1982年