水木作品メモ あ~

水木作品メモ あ~

あ~

足跡の怪
1966年
男二人が「いらずのやま」で見つけた大きな岩。お宝でもあるかと岩の下の穴へ潜った二人は、そこに立小便をして立ち去った。数日後、男の一人が自分の小指が消えているのに気づく。
都会のやつらあ おっかねえものがてんと分かんねんだからな……(村人)
タイタンボウは名前だけの登場。表紙込み8ページの短編。
信州の山奥、いらずのやま、タイタンボウの穴、指→耳→目→首→の順になくなり、最後に足跡だけがタイタンボウの岩の下へ消えていく 忠告・警告を無視
アニメ原作
アニメ第2シリーズ(71年版)第43話「足跡の怪」原作
アニメ第6シリーズ(18年版)第70話「霊障 足跡の怪」原作
一陣の風
1967年
会社もクビ、妻にも逃げられた男が、女性と交際できるという(要は売春)チラシを見つけて電話してみたが……。
徹頭徹尾リアルなお話。
一番病
1969年 水木氏のメルヘン第十二話
江戸一番の棺桶職人を自負する男。周囲もそれを認めていたが、最近は西洋風棺桶に押され気味。ライバルの怪物屋に負けてはならぬ、とカンオケ博への出展にむけて無茶な徹夜続きで仕事をこなしていく。

か~

怪物カーラ
1966-67年 ふしぎなふしぎなふしぎな話
カンボジアのジャングルに、謎の遺跡がある。「怪物カーラ」がいるから近づくな、という地元の人間の忠告を無視して二人の男がやって来た。
財宝目当ての男たちが遺跡の壁を叩くと、石がころがり落ちて穴が開いた。穴の先はどこまでも闇が広がっていて、気味が悪くなった男たちは引き上げることにした。
次の日、二人の男のうち一人の男の小指が消えた。さらに右目も消え、男はわめきながら外へ飛び出していった。後を追ったもう一人の男が見たものは遺跡の穴まで続く足跡だった。そして次の日……。
警告を無視、禁断の場所に足を踏み入れる二人の男、どこまでも続く深い穴、欠損していく体の一部、わめきながら走り出した男が残した足跡、名前だけで姿は現さない怪物 忠告・警告を無視
禁断の女
ある男が、夜の街で偶然見かけた個性的な外見の女に強く惹きつけられる。秘書に命じて、彼女のことを調べさせることに。
彼女の乗る車をタクシーで追いかける秘書だが、山道で彼女の乗った車は崖下に転落してしまう。しかし、その車から彼女の姿が消えていた。秘書にはまかせておけず、男は自ら彼女の乗った車を追うことにしたが……。
男が一目ぼれした女は実は既に……という王道の怪談話。
個性的な外見の女(生気のない痩せた姿は幽霊のよう)、幻影の自動車、事故車
タイトルとURLをコピーしました